KIDS AMI(キッズアミ)は、カバン業界でも老舗のナース鞄工が作ったランドセルブランドです。ランドセルを作り続けて60年という老舗ですが、その長い間支えて来たのは、職人の手縫いの技術です。
コマーシャルなど派手な広告は打たないため知名度はもうひとつですが、文部大臣賞をはじめ数々の賞を受賞するなど高評価のメーカーです。
さてそんなキッズアミのランドセルですが、口コミではどのような評価や評判なのでしょうか?まずはその特徴から…
キッズアミのランドセルの特徴
キッズアミのランドセルの一番の特徴は、大容量なのに、軽いところでしょう。ともかく他のメーカーと比べても圧倒的に奥行きが広い!
一番狭い物で120㎜、大きい物だと150㎜も…ちなみに広いと言われるフィットちゃんでも120mmなのです。
しかも新しいモデルは、その大容量にもうひとつ輪をかけて大マチが広がるラウンド式のファスナーを採用しています。
このファスナーを開くと最大15cmまでマチ幅を広げることができ、閉じると12cmの幅に納まります。
荷物によってランドセルの幅が変えられる…というのは、とても合理的な仕組みです。大人が持つようなビジネスバッグでは以前からあった機能ですが、ランドセルに応用したのは、キッズアミが初めてでしょう。大人にとって合理的な機能は、子どもにとっても変わりませんよね。
さて、ランドセルの口コミでも大容量のランドセルは高評価を得ます。でも、単純に物がたくさん入るというだけでは、口コミの評価は高くならないないのです。
ではキッズアミの評価が高いのはなぜでしょうか?それは、小学校に入ったばかりの年齢の子どもの特徴が関係しているのです。
キッズアミのランドセルのようにマチが広がったり、奥行きが深かったりすると子どもにとって入れやすいという機能が大きく関係してくるのです。
入れる所が広ければ、そりゃ大人だって荷物を入れやすいのは当然でしょ?と思われるかもしれませんが、子どもの場合ちょっと事情が違います。
たとえば1年生6歳前後の子どもが片付けを上手にできるでしょうか?キレイに物を整頓して入れられるでしょうか?答えはNOですよね。
多くの子どもの片付けと言えば、入れ物にポンポン放り込むのではないですか?そうなんです。入れ物が大きければポンポン放り込みやすいのです。これって実際に子どもが近くにいないと分からないし、自分の子どもでもそこまで気がつかないかもしれません。といった話が口コミで見つかりました。
こんな風に実際の使い方に即した口コミなどで、キッズアミは好評価を受けていたりするのです。
大容量で軽い!
さてキッズアミが大容量だという事はお分かりいただけたかと思います。でも、大容量=大きくなる=重くなる…という公式もあるのです。
当然大型化すれば、それだけ大きく重くなるのが常識でしょう。しかしキッズアミのランドセルはその常識を破っています。
トレンドグラリーノランドセルは13.5㎝の奥行きで1100gという軽さ。他のランドセルと比べてみると、A4フラットタイプの平均的ランドセルで12㎝の奥行きのものは、だいたい1,200gと100g以上の違いがあります。もちろん、牛革やコードバンになるともう100gプラスされた重さになるでしょう。
比較した他のメーカーも当然同じクラリーノ素材なのですがこの差が生まれています。もちろん、軽くするためにはクラリーノ素材を使う事は必須です。
キッズアミのランドセルは派手なデザインはありませんが、こんな実質的な所はしっかり抑えているメーカーなのです。
クラリーノ素材のランドセルについて
クラリーノ素材について、ネガティブな印象を持つ人もいるかもしれません。やはりカバンは本革でなければ…という価値観はまだまだ根強く残っています。
もちろん革の風合いや手触りは独特な物でそれを大切に思う気持ちは無くならないでしょう。でも実際に使う事を考えると、メンテナンスの事とかキズの事とか考えてしまいますよね。しかもそれを持つのが子どもなら…丈夫でメンテナンスが楽な方が絶対いいですよね。
その点何よりもクラリーノのランドセルは軽い!キッズアミのランドセルがクラリーノ素材を主に使うのはこの軽さが理由なのですね。クラリーノ素材は、キズに強いという点もランドセルに向いている素材といえるでしょう。
ただ素晴らしいのは、他のランドセルメーカーもクラリーノ素材を使っているのですが、キッズアミは中でも一番軽く造られているのです。そういった意味では、クラリーノ素材を一番使いこなしているメーカーともいえます。
いわゆる工房系ランドセルメーカーの多くは本革にこだわっている所が多いのですが、キッズアミは、主にクラリーノ素材でランドセルを作っています。
そのため、職人が作ったしっかりしたランドセルが欲しいのだけど、ランドセル自体は軽い方がいい…と考えられている人にはとてもおススメなのではないかと思います。
購入について 取扱店と店舗 型落ちについて
キッズアミはどこで購入できるのでしょうか?あまり大々的に広告を打たないのですが、有名デパートではしっかり販売されています。デパートで扱われているということは、歴史が古く実績があるという事もありますし、それだけ信頼もあるという証拠です。
工房系ランドセルメーカーとしてみると規模が大きめのメーカーで、生産力がありますので売り切れや欠品がほぼありません。
これも信頼に足ると言う事なのでしょう。また型落ちランドセルの販売については楽天で扱っている所があるそうです。もちろん型落ちですから、色は選べなかったりお目当てのモデルがない場合も考えられます。ただ、不良品でもないのに半額以下だったり1万円台のものがあったりと掘り出し物感覚で探すと良い買い物ができるかもです。元から激安のランドセルと同じような値段で高品質のランドセルが手に入るならとてもおトクといえるでしょう。
口コミとキッズアミのランドセル
最近はラン活と言って、ランドセルの購入になんだかとても熱が入ってきてる感があります。もともとランドセルの購入と言うのは特別感があってとても大事な事というイメージがあります。そんなラン活は当然お悩みも多く、当然お悩みについての口コミも多いのです。
●男の子が6年間飽きずに背負うことができる
ランドセルはやはり黒なのでしょうか。
息子が現在気に入っているランドセルは
真っ青なブルーなのですが、
これを6年生で背負うのはどうかなぁと
気になっています。
●今はランドセルの選べる幅が広いため、子どもがどんなものを選ぶのか、こちらの予算に反して高すぎるものを選ばないか心配です。
また個性的な色を選び過ぎて、その後の学校生活に影響がないかも不安な点です。
● 初めての学校、そして6年間使い続けるものなので、奮発して買ってあげたいです。いちばんの悩みは色とデザインでしょうか。
親としては卒業まで飽きないシンプルなタイプを望んでいるのですが、子供ですから直感的に選んでしまいそうです。
これらは実際のお悩み口コミです。やはり多いお悩みは色でしょう。ここしばらくで、カラフルで個性的なランドセルが定着しています。でもやっぱり定番の赤と黒のランドセルも気になるし…子どもに選ばせてあげたいけどとんでもない色を選んだらどうしようか?これ、ランドセル購入あるあるなんですね。
まず、色とデザインは1年生の時は可愛らしいけど6年生になったらどうなんだろうか?
これについては、ご近所の通学風景を実際にご覧になってください。そうすると、1年生から6年生までみんなランドセルで通学しています。
カラフルなランドセルが定着してしばらく経っていますから、6年生ぐらいで水色のランドセルを背負った女の子が歩いていたりしています。6年前は奇抜だったかもしれないけれど、今はそれほどでも…と思えるかもしれませんし、いやいやまだまだ…と思うかもしれません。色やデザインは地域性もあるのです。ですので、目立つのか馴染むのかは実際に見られたらよくわかると思います。
キッズアミのランドセルのデザインはシンプルな物が多いので、カラフルであっても派手な印象はありません。そして機能性は充分ありますから、シンプルでしっかりしたランドセルをベースに、色は子どもの意見を取り入れるという購入を考えておられる人にはベストな選択だと思いますよ。